日本放送協会様の報道現場における、｢24時間対応360 度動画録画配信システム｣の制作を行いました。

報道現場において、24時間体制での監視カメラシステムは存在するものの、特定の画角のみの撮影のため、いざというときに必要な画角での映像収録が出来ないという課題がありました。そこで、4K対応360 VRカメラを使い3日間分の360VR映像を5分間隔で収録するシステムを開発。さらにそこから必要な画角を切り出して、放送用映像として送出する仕組みを構築しました。

360度全周映像の正距円筒図法（エクイレクタングラー）から、マウスクリックで自由に16:9の画角を画面表示させています。放送映像で使うイメージそのままで確認プレビューが出来る点を工夫しています。5分おきに360度映像がアーカイブされるため、何か事件が起きた際に、過去に遡って確認することができます。また専用の空調ハウジングをオリジナル制作。屋外対応としました。

4K対応ライブカメラによる収録で、レスポンスも良く、映像の切り出しも開発当初の2Kに比べ、格段に向上しました。また、カメラ専用の空調ハウジングによる温度管理や日光の照り返し問題を回避しています。